2019年(平成31年)1月から、個人については、e-Tax(電子申告)の使い勝手がよくなるようです。
これまでの、
- e-Taxの利用開始届出書の提出
- e-TaxのIDとパスワードの発行
- IDとパスワードとマイナンバーカードを使って電子申告(しかもICカードリーダが必要)
という流れから、少し簡便化されます。
具体的には、次の2パターンが用意される予定です。
- マイナンバーカード方式
- ID・パスワード方式
マイナンバーカードで送信する方法(マイナンバーカード方式)
マイナンバーカードとICカードリーダを使って電子申告する方法です。
ん?従来のやり方と一体どこが違うのか?
マイナンバーカードとICカードリーダを使うところは、従来の方法と同じです。
しかし、「e-Taxの利用開始届出書の提出」と「e-TaxのIDとパスワードの発行」の部分が不要になっています。
IDとパスワードはいらず、マイナンバーカードとICカードリーダのみで電子申告できる方法です。
【参考記事】
いまさらながらマイナンバーカードを申請してみた
青色申告特別控除、現行では65万円です。しかし、2020年からは電子申告をしないとその控除額は55万円となってしまいます。電子申告なら65万。そろそろマイナンバーカードをつくってみるか!マイナンバーカードがないと電子申告(e-Tax)はでき...
IDとパスワードで送信する方法(ID・パスワード方式)
この方法は、「マイナンバーカード方式」とは全くの逆で、マイナンバーカードとICカードリーダが不要な方法となります。
ただし、「e-Taxの利用開始届出書の提出」と「e-TaxのIDとパスワードの発行」は必要です。
つまり、IDとパスワードのみを使って電子申告する方法ということになります。
マイナンバーカードを発行する必要も、ICカードリーダを購入する必要もありません。
税務署に行く必要がある
この方法により電子申告をするには、運転免許証などの本人確認書類を持って、住所や納税地を担当する税務署に行く必要があります。
税務署に直接出向いて手続きすることで、「e-Taxの利用開始届出書の提出」と「e-TaxのIDとパスワードの発行」の手続きが完了します。
「ID・パスワード方式」は暫定的な対応とのこと
2019年1月以降でも、従来の方法により電子申告することも可能です。
また、「ID・パスワード方式」はあくまで暫定的な方法であるとし、国税庁としては「マイナンバーカード方式」を推奨しています。
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